ダイヤの指輪

心にもダイヤの指輪を💍

光だった

私たちはみんなね

宇宙の自由な光だったの

平和で自由で好きなことだけやってればいい

そんな光だったの



そこから地球を見たらね

狭い入れ物に入って

時間に縛られて

思ったことはうまく叶わなくて

「頑張る」とか「つらい」とか

そんな言葉が存在して


光の私たちから見たら

それはそれは不思議な星だった


それと同時に

とっっっても

魅力的だった


どうしたらあんなに苦しむことが出来るの?

どうしてあんなに頑張るの?

どうして涙が出るの?

どうして怒るの?

どうして?どうして?


私たちはすっごくワクワクして


だから地球に降りることを決めたの



でも今のままじゃとってもフワフワして

軽すぎて

地球までたどり着くことが出来ない


だから

丸いきれいな光を

ひとつ

またひとつ

ヒビを入れるように分離させて

重く 重くなるように

そうして私たちは

眠っていったんだよ